COLUMN
お家でできる頭皮ケアと頭皮の紫外線対策!
日差しが強くなってきましたね、、
紫外線対策に気を配っているつもりでも、「頭皮」はうっかり日焼けしてしまいやすい部位。
頭皮を日焼けすると、
「赤くなってヒリヒリする…」
「皮がむけてフケが出てきた…」
といった症状が出ることもあり、悪化させずに治めるには、適切な対処が必要です。
そこでこの記事では、頭皮を日焼けしたときに役立つ、
お家でできる頭皮ケア
頭皮の日焼けのアフターケア法
もう頭皮を日焼けしないための予防法
について、詳しく説明させて頂きます!
正しいアフターケアで、元の健康な頭皮に早く戻してくださいね。
1.誤った頭皮ケアで起こりえる頭皮の悩みとその原因
まず初めに、誰にでもある頭皮のお悩みについてご説明させて頂きます!
《頭皮の臭い》
頭皮の臭いの原因は、汗や皮脂、酸化した代謝物といった頭皮の汚れに。
毛髪が密集する部分にはとくに汚れがたまりやすいので、髪の毛の重なりが多い後頭部はとくに臭いが発生しやすい。
また、シャンプーで頭皮をきちんと洗い流せず、汚れが残ってしまうことが原因の場合も。そのため、髪が長い人や毛量の多い人にはとくにその傾向がある。
さらに、在宅勤務や休日など、外出しなかった日は髪を洗わないという理由で臭いが発生しているケースも少なくない。
《フケがでる》
フケは、古くなった頭皮の角質が剥がれ落ちたもの。「頭皮の汚れがフケの原因」という誤った認識で洗浄力の高いシャンプーを使っていると、かえってフケを悪化させてしまう場合も。なお1日に複数回のシャンプーをすると、頭皮の保湿に必要な皮脂を洗い流してしまう可能性があるので注意しよう。
洗浄成分については、一般的にアルコール系や石鹸系シャンプーは洗浄力が強いといわれるのに対し、アミノ酸系シャンプーはやさしい洗い上がり。ただし、アミノ酸系シャンプーは肌に残りやすいという特徴もあるので、たっぷりの水ですすぐことが大切。
《頭皮のかゆみや赤み》
頭皮にかゆみや赤みが出てしまう原因には、以下のパターンが挙げられる。
■シャンプーがすすぎきれていない
シャンプーの洗い流しが不十分だと、残された成分が頭皮に負担を与えてしまう可能性も。
■頭部の通気性が悪い
帽子をかぶるなど、頭部の通気性が悪くなることで頭皮が蒸れて、雑菌が発生・増殖することがある。帽子をかぶる機会が多い人は、こまめに外すなど、蒸れにくくするように工夫してみて。
■頭皮が乾燥している
実は顔よりも乾燥しやすい頭皮。空気が乾燥する時期はとくに乾燥しやすいので、いつもより洗浄力が弱めのシャンプーを使うなど、保湿に配慮したケアが必要。
《抜け毛や薄毛》
女性の抜け毛や薄毛の原因は、加齢やストレス、ホルモンバランスの乱れなどによることが多い。これらが原因で髪が抜けやすくなったり、育毛サイクルに崩れが生じて、新しい毛髪の成長が遅くなったりするケースも。
また、過度な洗髪や頭皮に合わないシャンプーを使っていたり、コンディショナーが頭皮残っていたりする場合には、直接的な原因にはならないものの注意が必要。慢性的に続いてしまうと、頭皮環境に悪影響を及ぼすため、誤ったケアの習慣は見直したい。
2.家庭でもできる女性の頭皮ケアの方法
正しい頭皮ケアには、毎日のシャンプーが重要。シャンプーは、主に水や洗浄成分でできているので、洗浄成分や配合成分をきちんと確認し、自分に合ったシャンプーを選ぶことが大切。髪の毛の状態や質感を変えたい人は、トリートメントを変えてみるのもおすすめ。
また、頭皮や髪がベタつきやすい人、臭いが気になる人には、「界面活性剤」入りの石けん系シャンプーを使うのもよい。ただし石けん系のシャンプーは洗浄力が高めなので、乾燥が気になる場合、週に一度のクレンジングとして使うのもおすすめ。
さらに、頭皮がつっぱる人、乾燥しやすい人には、頭皮にも付けられて、頭皮にも潤いを与えられる洗い流すタイプのトリートメントがおすすめ。このタイプのトリートメントなら、頭皮にも付けられるので使い勝手もよい。頭皮用美容液で潤いをプラスすれば、なお健やかな頭皮環境をめざせる。
《髪の洗い方を改善する》
髪の毛を洗うときは、頭皮を傷つけないように、爪を立てないで指のはらで洗うようにしてみて。また、細かいところも洗いやすい、シャンプーブラシを活用するのもおすすめ。シャンプーブラシは、使い終わったらきちんと水分を切って、衛生的に保管することが大切。
そして流すときは2~3分を目安に、たっぷりの水ですすぐのがポイント。髪の毛の泡がなくなったように見えても、頭皮部分には残っていることが多いので、念入りに洗い流そう。
《自然乾燥はしない》
シャンプー後は、すぐにドライヤーを使って乾かすようにしよう。生乾きのまま放置すると、雑菌が増殖して頭皮トラブルの原因になるため、自然乾燥は避けるのがベター。
また、ドライヤーは、熱さを感じるほどの高熱で頭皮にあてるのはよくない。ただし髪の毛のツヤ感を出すには、一度温めてから冷やすほうがきれいにまとまる。頭皮の負担にならないに、適切な温度で乾かして。
《ヘアケア剤で頭皮を保湿》
オイルやローション、美容液、育毛剤など、ヘアケア剤で頭皮を保湿するのもおすすめ。人によって合わない成分もあるため、ヘアケア剤を選ぶときは、自分の肌に合うどうかをベースに考えるのが大切。
オイル系は、毛髪だけでなく頭皮にも付けられるものを選ぶようにしてみて。しかし、食用の「ココナッツオイル」や「ツバキオイル」などは、頭皮への使用を目的としないので避けたほうがよい。
また、オイルなどを塗ってベタついた状態が続いてしまうと、皮脂が出続けているときと同じ状態になってしまう。そのため、ローションや水溶性の頭皮美容液を使用することも検討しよう。
育毛剤は、薄毛の予防や毛髪の細さが気になり始めたときに使用するとよい。なるべく早めのケアとして、予防目的で使うことが大切。
《頭皮をマッサージする》
頭皮の筋肉をもみほぐして柔らかくすることで、血行を良くして頭皮環境を整えたり、リラックス効果が期待できる。
頭皮マッサージは、指のはらを押し当てて、頭頂部に向けて血液を流すようにゆっくりと動かすのが基本。頭の筋肉はおでこや前頭部、側頭部、後頭部についており、3カ所を意識してほぐすようにする。指の力が入れづらい時は軽く手を握り、指の第一関節と第二間接の間の部分を利用するとよい。
なお、頭頂部は顔とつながった膜で支えられているため、頭周りの筋肉の状態は顔全体にも影響する。筋肉が硬くなったり疲労で下がってきたりすると、顔のたるみにもつながるため、シャンプーのときにマッサージを取り入れてみて。
《生活習慣を改善する》
健やかな頭皮環境を維持するには、正しい生活習慣が必要不可欠。体と同じように、髪の毛も食べ物から摂取した栄養でできているので、バランスのとれた食生活を保つことが重要となる。
また、睡眠の質も欠かせないポイント。睡眠時間の確保はもちろん、質の高いノンレム睡眠をとることで、肌や髪の健やかに保つためのホルモンが分泌される。
また、適度な運動などでストレスを軽減し、健康的な体をつくることも大切。運動は血行促進になり、健やかな頭皮環境を保つことにつながる。
3.頭皮が日焼けしたときには、冷やしてから優しいヘアケアを!
顔や身体が日焼けしてしまったときには、氷水や冷たいシャワーで急激に冷やすべきとも言われていますが、頭皮の場合も冷やすことが大切なのです。
冷たい氷水にタオルを入れて、軽く絞ったものを頭皮にのせたり、ガーゼに包んだ保冷剤を頭皮に当ててクールダウンさせましょう。軽い日焼けの場合は冷やすとだいぶ落ち着きますが、重症な日焼けの場合はホームケアでは対処しきれないので早めに病院で診てもらうことをおすすめします。
頭皮が日焼けしたときには、当日のシャンプーを控えて38〜40℃ほどのぬるま湯を使って軽く髪をゆすぐ程度にしておきます。日焼けした状態の頭皮はいつも以上にデリケートなので、指の腹を使って優しく丁寧にタッチするイメージでゆすぐといいでしょう。
また、濡れている髪は傷つきやすいためタオルでゴシゴシ擦って乾かすのではなく、優しく抑えて水気を切りましょう。そしてタオルを頭皮に乗せた状態で、上からドライヤーを当てていくとダメージを軽減できますよ。
乾かし終わったら、コットンに頭皮専用のローションをたっぷり含ませて頭皮に馴染ませて保湿ケアをしていきます。頭皮専用ローションがない場合には、顔用の化粧水でもOKですが、アルコールや美白タイプのものは日焼けした頭皮に刺激を与えやすいので、敏感肌用の化粧水を使うといいですよ!
4.頭皮が日焼けしないためにも、日頃から紫外線対策を!
髪に紫外線が降り注いだ日は、髪のダメージも気になりますが、頭皮が日焼けしているときにはコンディショナーや洗い流すトリートメントを控えて、タオルドライしたあとに毛先にだけ洗い流さないトリートメントを揉み込んでおきましょう。
頭皮は日焼けしやすい部分なので、帽子や日傘を使ってしっかり紫外線対策を行ってくださいね。
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