COLUMN
冬の乾燥ヘア対策!
髪がパサついてうねりやすい・髪に潤いやツヤを感じなくなったそんなときは、【髪が乾燥しているサイン】かもしれません。
髪の毛の内部には、水分が含まれています。髪が乾燥してしまっているときは、広がりやパサつきなど、目に見えるヘアダメージの他にも、髪内部での水分不足が考えられます。
髪の水分が不足し乾燥が進んでしまうと、髪の絡まり、毛先の枝毛切れ毛、ツヤ感の低下につながることも。
静電気がおこりやすい、髪がちょっと黄色に退色している、といった状態も水分量が減っているサイン。しっかりダメージ乾燥対策を始めましょう!
髪乾燥する原因って?
なぜ髪が乾燥するのか。その原因の1つとして考えられるのは【キューティクルの傷み】からくるもの。
髪表面がウロコ状のように重なっているキューティクルは、髪の水分・成分をキープしてくれていますが、その他にも、髪質のツヤに関わる重要な役割を持っています。
キューティクルは、濡れているときに特にダメージを受けやすいので、お風呂上がりは濡れたまま放置せずしっかり乾かすことが大切。もちろん、乾いているときもダメージは受けてしまうので、日中も抜かりなくケアしてあげましょう。
そこでこれから、日々の生活ルーティンの中で髪が乾燥する原因と予防策を詳しく紹介します。
髪が乾燥する【原因・予防策】まとめ
【原因】:<ヘアアイロンの熱>が髪の乾燥に
日常的にスタイリングをする際、アイロンやコテを使用している方も多いかと思いますが、アイロンやコテを通した熱も髪の乾燥に繋がります。
ヘアアイロンやコテの種類によってはかなり高温に設定したり、低い温度でも重ねて当て続けたりすることで髪の毛に大きなダメージを与えてしまうこともあるので注意が必要です。
【予防策】:適切な<アイロン使い方・温度>を心掛ける
寝起きの髪は、部屋の乾燥や、枕や寝具の摩擦により水分が不足し髪が乾燥しがち。そのままスタイリングをしてしまえばパサつきや広がりダメージが目立ってしまう可能性も。
そのため、アイロン・コテを使用する前にミストタイプのスタイリング剤で髪を濡らし、ドライヤーで乾かした後にスタイリングをします。
そうすることで、髪に補給した水分を保ちながら乾燥を抑え、パサつきを感じないスタイリングを作ることができます。
また、熱の与えすぎも注意点の1つ。
髪の毛が柔らかめの方は150~160度くらい、髪の毛が硬めの方は160~180度に設定してください。
アイロンやコテを髪の毛に当てる時間は、大体5秒くらいを目安にすると◎。そして、髪が濡れている状態でのヘアアイロンの使用は避けましょう。
【原因】:乾かしすぎによる<オーバードライ>
ドライヤーで髪を乾かし過ぎてしまうオーバードライも髪が乾燥してしまう原因の1つ。また、髪の同じ箇所に集中的にドライヤーを当ててしまうとダメージや乾燥の引き金に。
日常でオーバードライが繰り返されてしまうと、キューティクルを傷付けてしまうことになるので注意しましょう。
【予防策】:乾燥を抑えるために<ドライヤー方法>見直しを
ドライヤーは髪に熱が当たり過ぎないようにするため、髪に近づけすぎず、ドライヤーを動かし続けるようにしましょう。
また、最後の仕上げで冷風を当てると、キューティクルを引き締め髪の毛にツヤ感を出してくれます。後ほどご紹介しますが、乾燥髪をケアし水分を保つため、乾かす前にアウトバストリートメントを使用するのも効果的でおすすめです。
▼髪の自然乾燥はダメージの原因に
濡れている髪は、キューティクルが開いたままの状態のため、ブラッシングでも傷つきやすくなっています。
そのため、半乾きの状態でブラッシングをしたり、そのまま寝てしまったりすることで、枕や寝具との摩擦によりキューティクルが傷つき、髪のパサつきや枝毛の原因になることも。
■「髪が濡れている時間」=「キューティクルが開いている時間」であるということを意識しておいてください。
【原因】:アウトバストリートメント・スタイリング剤の<重ね付け>
「パサつきや広がりが気になるからとにかく保湿」と、何種類ものアウトバストリートメントなどを過度な量を髪に付けてしまうことや、重ね付けをしてしまうことも避けまょう。
ドライヤーやアイロン・コテの前に、髪にアウトバストリートメントを付け過ぎてしまうと熱が伝わりにくいため、なかなか水分が出ていかず髪が乾きにくく、結局ドライヤーなどで熱を与え過ぎ乾燥やダメージの原因に。
【予防策】:アウトバストリートメントは<適度な量>で
塗り過ぎると、かえって乾きにくいベタベタとした髪になるため、気持ち少なめの量を意識して適度な量を守るようにしましょう。
目安としては、髪が乾いたとき、髪の手触りがやわらかくなる位の量がおすすめです。また、適正量は商品によって異なるため、自分の髪質に合わせて量を調節してみてください。
【原因】:<シーズン>に合った対策を怠りがち
冬はボディクリームで肌をケアしたり、夏は日焼け止めを塗ったりとお肌のケアと同様に、髪も季節に合わせたダメージケアや保湿に力を入れることが重要です。
エアコンや暖房のある環境は髪が乾燥しやすいので配慮が必要です。風を受け続けているということは、少なくとも弱い風をずっと髪の毛に受け続けているため、水分が不足してしまうような状態に。
【対策】:髪が<乾燥しにくい環境>を心掛ける
乾燥するシーズンは、加湿器の使用や、部屋に洗濯物を干すなど、小さな心がけから始めてみることが大切です。
環境を整え、キューティクルの乾きを防ぎつつ、水分や保湿不足による静電気を抑えることにも。
また、紫外線の影響を受けやすい夏場は、日焼け止めスプレーや帽子で髪への紫外線対策を行うことで、頭皮や髪の乾燥から守ってくれるのでおすすめです。
なぜ冬に髪の毛は乾燥するのか?
冬になると肌と同じように、髪の毛も乾燥を起こします。
・手触りがザラザラする
・よく髪の毛が絡まる
・髪の毛がまとまらない
この3つのことをよく感じるようになると、髪の毛が乾燥している状態です。
ではなぜ冬に髪の毛が乾燥を起こすのでしょうか?
冬に髪の毛が乾燥する原因から説明していきましょう!
冬に髪の毛が乾燥する原因とは!?
一番髪の毛が乾燥してしまう季節の冬。
なんとなく乾燥しやすいとはわかっているけど、何が原因で乾燥するの詳しく知らないと言う人も多いと思います。
乾燥の対処法はまず乾燥の原因を知ることから始まります!
空気の水分が少なくなる
冬は気温が下がり空気中の水分量が少なくなります。
髪の毛や肌は空気中の水分を受けてうるおいを保つのですが、空気中に水分が少なくなる冬は十分に水分を補給できないので乾燥をしてしまいます。
気温の変化
気温が下がると全身の血管が収縮します。
血管が縮まることで熱を外に逃げないようになるのですが、同時に血行不良になってしまうんです。
血行が悪くなると毛根や髪の毛までちゃんと栄養が届かなくなります。
栄養不足になると髪の毛にも頭皮にもハリやコシがなくなり、乾燥してパサパサしたダメージの髪の毛に・・・
冬は体を常に暖かくするということが大切ですね!
暖房の影響
髪の毛の内側より表面の髪の毛の乾燥が目立つという人は、暖房によって髪の毛が乾燥している可能性が!
冬はどこに行っても暖房がついています。
寒い冬にはありがたいことなのですが、髪の毛にとっては暖房の風に当たることでどんどん水分がなくなっていくので乾燥の原因になってしまうことに・・
シャワーの時に熱いお湯を使う
「冬は寒いからシャワーの温度を上げる!」
という方もいる
と思います。
しかし、あまり高いシャワーの温度でシャンプーをしたり体を洗うと髪の毛、頭皮を含めた肌が乾燥してしまいます。
熱い温度のお湯を使うと、油分を必要以上に流してしまうんです。
油分はある程度髪の毛や肌に必要なもので、水分を維持してくれたりバリア機能の役目を果たしてくれます。
油分がなくなったしまった髪の毛や肌は、うるおいを保つことができずにどんどん水分がなくなり乾燥してしまうのです。
バリアも無くなってしまうので、ダメージを受けてしまう原因にもなります。
静電気が発生してしまう
手がバチッとなるとテンション下がりますよね笑
髪の毛にも静電気が発生するんです。
特に乾燥した髪の毛は静電気が発生しやすい状態に・・・
静電気が発生した髪の毛は、髪の毛同士がくっついたり服についてしまい切れ毛が発生してしまいます。
冬によく着る服の素材
・ポリエステル
・ナイロン
・ウール
が使われている服は静電気を発生しやすい服なので髪の毛の乾燥やダメージの原因になります…気をつけましょう!
美容師オススメの冬の乾燥対処法8選
ここからが本題です!
冬の髪の毛の乾燥はしっかり対処法を行わないと、必ず起きてしまいます!
髪の毛にダメージを与えないためにも、キレイなヘアスタイルをキープするためにもしっかり乾燥対策してくださいね!!
では早速オススメの対処法をご紹介していきましょう!
1:ヘアケアをしっかりする
ヘアケアをすることが何よりも大事です!
これは乾燥だけに限ったことではありませんが。
日頃からしっかりヘアケアできていると、乾燥に強い髪の毛に育ちます。
特に美容師がオススメするヘアケアを紹介しましょう!
シャンプー
「シャンプーなんてどれも一緒じゃん!」
そんなことありません!
シャンプーにもそれぞれ質が違い効果が違います。
特に乾燥対策に効果があるシャンプーが
・うるおいを与えてくれるシャンプー
です。
シャンプーの中にヒアルロン酸やコラーゲンが入っていると、ツヤツヤのうるおい髪をキープできます。
その人の髪質によって合うシャンプーはそれぞれなので、一度美容師さんにどんなシャンプーが合うのか相談してみるのがオススメです!
決してドラックストアで売っている価格の安いシャンプーを使うのはやめてくださいね!!
アウトバストリートメント
ヘアケアをするのに欠かせないのがアウトバストリートメントです。
ドライヤー前に髪の毛につけて乾かすことで、髪の毛内部にうるおいを閉じ込めることができます。
洗い流すトリートメントと違い髪の毛につけたままなので、効果が持続してくれるんです!
シャンプーと使うとより効果的ですよ!
ヘアブラシを使う
ヘアブラシは意外と使っている人が少ないんです。
ヘアブラシを外出前やシャンプー前に髪の毛全体に通すことで、髪の毛の表面が整えられてツヤのある髪の毛に見えます。
絡まりもほどくことができるのでオススメ!
静電気対策にもなるので、ぜひヘアブラシを使ってみてください!
2:暖房の風を直接当たらないようにする
暖房の風からは冬の時期に逃れることができません。
寒い部屋の中にいるのも嫌ですもんね笑
そこでなるべく風が当たらないようにするのをオススメします。
暖房の風がずっと同じところに出ないように設定したり、風が当たる場所にはなるべくいないように意識することが大切です!
3:部屋の湿度調整
冬の時期に大切なのが湿度管理です。
乾燥した空気の部屋にいると、髪の毛だけではなく肌も乾燥してしまいます。
湿度を調整することで、空気に水分が足されて乾燥が予防できますよ。
加湿器もものすごくオススメですが、簡単にできるのがコップ一杯の水をテーブルの上や枕元に置くこと。
こうすることで空気に水分が不足するということがなくなります。
意外と効果があるのでぜひ一度試してください!!
4:シャンプーの方法
ヘアケアにはシャンプーが大切という説明をしましたが、シャンプーの方法も気をつけないとダメージを与えてしまい乾燥の原因に・・
シャンプーの方法で、特に気をつけてほしいポイントをまとめましたので参考にしてください!
熱いお湯で洗わない
熱いお湯を使って洗うのは乾燥させる原因に。
冬の間は寒いので温度を上げたくなる気持ちはわかりますが、温度は38℃が髪の毛にとって適温だといわれています。
38℃を目安にお湯の温度を設定してください!
シャンプーをしっかり泡だててから頭につける
シャンプーをするときはちゃんと泡だててから、頭につけるようにしましょう。
泡が立っていないままシャンプーをすると、髪の毛同士がこすれあい摩擦を起こします。
摩擦は髪の毛の表面が傷つき、そこから内部にある水分が外に流れ出てしまうので乾燥の原因になります。
ちゃんとシャンプーを両手であわ立ててシャンプーをしてくださいね。
5:ドライヤーの方法
ドライヤーは間違った方法で使うと髪の毛が乾燥してしまいますが、正しい方法で乾燥やダメージの予防法や対処法になります。
ドライヤーを使うときに大切なのは
・時間をかけないということ
必要以上に風をかけると髪の毛が乾燥やダメージしてしまうので、効率よく乾かすことが乾燥対処法になります。
乾かす順番は
内側から初めて、徐々に表面の方に乾かす順番がオススメです。
乾かしにくいところから乾かし始めることで、風を当てすぎることが防げます。
美容師もお客さんの髪を乾かす順番は同じ順番で乾かすんです。
ツヤのあるキレイな髪の毛に乾かすことができますよ!!
6:水分を多めにとる
冬は意外と水分不足になりがち。
気温が低いので、夏よりも喉の渇きが感じにくくなるからです!
体に水分が不足すると、内側から水分が補給できなくなります。
髪の毛は内側からも外側からも水分がとれなくなることに・・
水分が足りなくなると
・脱力感
・疲労感
・集中力の低下
など様々な体に不調を起こす原因になるので、こまめに水分を補給することをオススメします。
7:血行を良くする
寒くなり血管が収縮してしまうと、血行が悪くなり髪の毛にちゃんと栄養が届かなくなります。
髪の毛に栄養が届かないと乾燥しダメージを受けたり、抜け毛の原因にもなってしまいます。
8:いつもよりヘアカラーを暗めにする
直接髪の毛の乾燥を防ぐ対処法ではないのですが、いつもよりヘアカラーを暗めにすると髪の毛がパサついて見えにくくツヤがある髪の毛に見えます。
現在乾燥している髪の毛でも、暗めにすると乾燥しているのがわかりにくいんです。
例えば黒髪と金髪ではどちらがパサパサしてダメージしているように見えるでしょう?
金髪の方ですよね?
冬の間は暗めのヘアカラーにする人が多いのは、そんな理由もあるんです!
まとめ
まとめ
今回は
美容師がオススメする冬の髪の毛の乾燥対策法をご紹介いたしました!
乾燥の原因はいろいろあり、特に乾燥しやすい冬はいつもより髪の毛のお手入れが必要になってきます。
乾燥の対処法として1番最初に始めることはヘアケア!
ホームケアを頑張って頂き髪の毛のダメージをなくし、うるおいのある髪の毛をキープすることで乾燥ダメージから防ぐことができます。
「自分の髪の毛のダメージや傷み具合がわからない・・」
という方はぜひ一度美容師さんに相談してみてくださいね!
他に紹介した対処法もぜひ実践できるものから始めてください!
8つ全部の対処法を実践すると、冬でも乾燥知らずのキレイな髪の毛がキープできますよ!!!