COLUMN
癖毛にパーマ?
くせ毛を扱いやすくするためにパーマをあてると楽になる
と言ったような情報がネットで検索をして出てきたりすると思うのですが
本当にくせ毛にパーマをかけると楽になるのか?しっかり紹介をして行きたいと思います。
くせ毛にパーマをかけると楽になるのか?
そもそもパーマをかける人とは、どのような人なのかというと
まっすぐな毛質の人や緩やかなくせ毛さんで
ボリュームがなかなか出ずにぺったんこな仕上がりに悩まれている人
などが一般的にするパーマは、
- スタイリングをされるときにコテで巻いてカールヘアにされる人
- ボリューム感をしっかり出したくて細かいカールをつけたい人
が、乾かしただけでカールヘアに仕上がるようにしたり、
ムースをつけて自然乾燥をさせたりして仕上げて
スタイリングの手助けをしてくれるパーマ(正式名称はパーマネントウェーブ)。
当てるだけで毎朝のコテで巻く時間などが一気に短縮化されるため、日々のスタイリングは
とても楽になってくるでしょう。しかし縮毛矯正同様に気を付けなければいけないこともあります。
そんなパーマでのくせ毛さんに対するメリットやデメリットを紹介していきます。
くせ毛にパーマを当てるメリット
- コールドパーマ・ポイントパーマ・エアウェーブ
これら3つはともにくせ毛の人に当てていく際の
メリットは似てきますのでまとめて説明をさせて頂きます。
- 緩やかなくせ毛の人で、カールやボリュームが欲しい人
- くせ毛さんはパーマのもちが良い
- 髪のセットがしやすくなる
1.緩やかなくせ毛の人で、カールやボリュームが欲しい人
毛が細くあまり全体にボリューム感がない方にはパーマで動きや
ボリュームをつけてあげればシルエット感も整い
キレイにスタイリングができることでしょう。
元々のくせ感もありますのでパーマのモチもよく
しばらくはパーマデザインを楽しめることでしょう。
2.くせ毛さんはパーマのもちが良い
くせ毛の人は元々のくせ毛があるので、直毛の人よりもパーマが残って感じやすいので
モチも良いというメリットがあります。
なぜならくせ毛が新しく伸びてきてもくせ毛の動きが
あるのでこまめにかけなおす必要もなくなります。
結果、余分な負担がかからず髪にやさしいということにもなりますね。
3.髪のセットがしやすくなる
自分のくせだけでは色々な方向に向いていて扱いにくかった髪も、
パーマで毛の流れを整えればある程度はスタイリングもしやすくなります。
重要なのは、自分のくせの流れや動きを考えてパーマをかけてもらうことです
- デジタルパーマ・髪質改善パーマ
- 縮毛矯正毛にパーマが欲しい方でも当てられる
- 熱の力が加わるので、ある程度のくせ毛の強さでもパーマを当てれる
1.縮毛矯正毛にパーマが欲しい方でも当てられる
縮毛矯正をかけている髪には他のパーマでは負担がかかるだけで
きれいにストレートになっている髪を変形させることはできません。
縮毛矯正で熱の力を用いてまっすぐにした毛髪は、
再び熱の力を使わないとスタイルチェンジはうまくいきづらいのです。
なので縮毛矯正同様に熱の力を使うデジタルパーマや
髪質を改善しながら当てる髪質改善パーマならパーマをかけていけます。
デジタルパーマや髪質改善パーマは形状記憶パーマとも呼ばれ、
アイロンを使わなくてもねじりながら乾かすだけでしっかりウェーブが再現できるのです!
毎日のスタイリングもグッと楽になりますので是非お試しください。
2.熱の力が加わるので、ある程度のくせ毛の強さでもパーマを当てれる
くせ毛が強い方はパーマを当てても思い通りのカールがなかなか出にくく
綺麗にパーマを当てることが難しいのですが、デジタルパーマや髪質改善パーマなら
髪の広がりなどを抑えながらパーマを当てれる、という熱パーマならではの
特性を持っているため、ある程度のくせ毛の強さまでなら当てることができます。
くせ毛の人に当てていく上での、パーマのメリットはこのような感じでしょう。
続いてデメリットの部分も紹介していきますね。
くせ毛にパーマを当てるデメリット
- コールドパーマ・ポイントパーマ・エアウェーブ
くせ毛の人が当てる際のデメリットもメリット同様に
この3つは似てくるのでまとめて紹介をさせて頂きます。
- くせ毛の種類によってダメージと、当てる前よりも広がる場合がある
- 元のくせ毛よりも細かく当てることは可能だが
元のくせ毛よりも大きくゆるやかなパーマを当てることはできない。 - 縮毛矯正後のパーマは絶対NG!
1.くせ毛の種類によってダメージと、当てる前よりも広がる場合がある
くせ毛の種類によりパーマはダメージも出やすかったりします。
別記事のくせ毛の種類で紹介している
- 連球毛(れんきゅうもう)
- 縮毛(しゅくもう)
これらのくせ毛の人はパーマを綺麗に当てることも難しく、
なおかつ元々ダメージにも弱いため避けた方が良いでしょう。
そしてやみくもにあてて過度なダメージなどを負ってしまった場合には
収まりも悪くなり、広がりやパサつきも増してしまうことでしょう。
2.元のくせ毛よりも細かく当てることは可能だが
元のくせ毛よりも大きくゆるやかなパーマを当てることはできない。
パーマとはパーマ剤の作用により毛髪内部の結合を切って変形させその形の通りに毛髪を
再結合をさせてカールやウェーブを形成するのですが、髪の結合とは100%切れるものでもなく、
(100%毛髪の結合を切った場合には毛は切れ落ちてしまいます。)
実際には毛髪の結合は20%程度しか切れていないので、
元々のくせ毛の強いうねりを切断し変形させるまでの
パワーを持ってはいないのです。その為元のくせ毛よりも強くパーマをかけることは可能ですが
くせ毛を弱めるようなことは通常のパーマなどではできないと思っていてください。
3.縮毛矯正後のパーマは絶対NG!
縮毛矯正を受けた髪にするパーマは一番失敗が多く
通常のパーマではほぼ間違いなくきれいに当たらないことでしょう。
ストレートヘアに飽きてしまいカールが欲しいなと、皆さま思われるのですが
パーマは縮毛矯正でまっすぐきれいにした結合を中途半端に切ってしまうので
結合もぐちゃぐちゃになりダメージもあり、最悪のケースではビビり毛という
状態にも陥ってしまいますので縮毛矯正後にカールが欲しい場合は、
同じく熱の力を使うデジタルパーマ・髪質改善パーマで当てていくのが良いでしょう。
- デジタルパーマ・髪質改善パーマ
- くせ毛の種類によってダメージと、当てる前よりも広がる場合がある
- 元のくせ毛よりも細かく当てることは可能だが
元のくせ毛よりも大きいパーマは当たりにくい
上記の1・2.共にコールドパーマなどとの大差はなく、
ただデジタルパーマ・髪質改善パーマの方が
熱を加えて当てていくパーマなのでカール形成力がある分
多少のくせ毛さんまでなら対応はさせてもらえるかと思うので、
どこまでが可能なのかを見極めて当ててもらいましょう。
まとめ
くせ毛へのパーマのメリット・デメリットを紹介してきました。
くせ毛へのパーマは結論としては、収まりをよくしたりボリュームをダウンされたい
くせ毛さんとは相性があまりよくないケースが多いのかと思います。
それでもクリクリパーマにされたい方や、
くせ毛さんでもデザイン的にパーマの方が向いているであろう
ケースももちろんありますので、一度相談いただいてもいいのかと思います!