COLUMN
実は知らない!?髪ダメージは何がつくる!?
大半の女性が気にするのが髪ダメージ。カラーを繰り返したりするとパサつきが増し、乾燥毛になりますよね…
毛が絡まったり、パサついたり、乾燥したり、枝毛や切れ毛などさまざまな悩みの要因となる髪のダメージ。そもそもなぜ髪は傷むのでしょうか。
パサパサ、チリチリ……傷んだ髪の毛の悩みは、髪ダメージの原因を知って未然に防ぐのが吉!
ここでは髪ダメージの原因と傷んだ髪の毛にまつわるケア方法やダメージの解決方法をご紹介します◎
パサつき髪(髪ダメージ)とは
傷んだパサパサ髪(髪ダメージ)ってどういう状態?
キューティクルが剥がれ、水分や栄養分が足りない状態
パサパサ、チリチリといった髪ダメージって、本当に嫌ですよね……。 これを解決するには、まず、髪についてお勉強をすることから始めましょう! まず、髪の毛は3つの層からできています。 中心にあるのが「メデュラ」、その周りを「コルテックス」が覆い、コルテックスを「キューティクル」が包みこんでいる状態。 髪の約85~90%を占めるコルテックスは、主にタンパク質からなっており、たくさんの水分を含んでいます。 そして健康な髪の場合、このキューティクルが、コルテックスのタンパク質や水分を守る働きをしているのです。
しかし何らかの原因でキューティクルが剥がれたりめくれたりすると、コルテックスにあるタンパク質や水分が流出して、髪が乾いたて髪ダメージがみえる状態に。 さらに、通常うろこ状に重なり合っているキューティクルが傷ついてしまうと、形状が乱れて、見た目も髪のツヤがない状態になってしまいます。 すなわり、髪ダメージは、キューティクルが正常ではないため起こる問題なのです。
髪ダメージは引き起こす原因①
3.基本的なヘアケア①濡れた髪は丁寧にあつかう
濡れた髪は、キューティクルが柔らかくなっており、熱にも弱い状態です。
まずは、日頃の洗髪を「たっぷりの泡で摩擦を減らしたシャンプー」にすることを心がけましょう♡
また、シャンプー後のタオルドライの際、ゴシゴシ拭くのは御法度です! ちょっとの摩擦や刺激に対し 敏感になっているキューティクルを守るために、柔らかくプレスする様に髪の水気を取りましょう。
それに加え、ドライヤー前など 濡れ髪へブラッシングを行う場合は、手ぐしで絡まりをほどくか、目の粗いコームなどで 毛束を分ける程度のブラッシングに留めると さらにキューティクルを大事に出来ますよ。なお、ドライヤー前の髪に 洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)を塗布することもオススメです。水分で柔らかくなったキューティクルどうしの擦れ・剥がれなどを、軽減する効果が期待できます!
塗り過ぎると、かえって乾きにくいベタベタとした髪になるため「気持ち少なめの量」を意識しましょう♡
言うまでもなく、ドライヤーで髪を乾かす際も むやみやたらと乾かすのでは無く、熱を分散させることが重要です!
美容師さんが髪を乾かしてくれるとき、ドライヤーを「フリフリ」振っていますよね? これは、乾かしムラを無くすと共に タンパク質の熱変性(タンパク変性)を避ける意味もあるんです!
ご家庭で・ご自身で、美容師さんの様なヘアドライが難しい…といった方は、髪質に合わせて温度設定の出来るドライヤーや、風が揺れるタイプのドライヤーを使用することで、髪の傷みを少なくすることが期待できますよ♡
水に濡れると髪が「もろく」なる
シャンプーしたり、雨に濡れたり、日常生活で髪が濡れる場面は多々ありますが、髪は濡れるともろくなる性質をもっています。毛髪には、「CMC(細胞膜複合体)」と呼ばれる水や油の通り道があり、この「CMC」から髪の内部へトリートメント成分が入り込むことで、補修効果が得られます。一方で、「CMC」から髪の内部へ水が吸い込まれると、毛髪を形づくる水素結合が外れてしまい、髪が柔らかくもろくなってしまいます。髪が濡れて柔らかくなった状態は、普段の生活でも実感できますが、そんな時には髪ダメージを受けやすくなっているので注意が必要です。
髪ダメージが引き起こす原因②
4.基本的なヘアケア②コテ・アイロンは乾いた髪に!
コテ(カールアイロン)やアイロン(ストレートアイロン)は、髪の水分をわずかに飛ばすことで巻き髪やストレートヘアを作っています。
「それなら髪が湿っていた方が しっかりと型がつきそう!」と思われる方も少なくありませんが、濡れ髪・湿り髪へのコテ・アイロンは、髪をいじめているのと同義です!
実は髪の毛って「髪が乾くその時」にしか、形が決まらないんです。これは、「水素結合」と呼ばれる髪内部の性質が関わっているため。
水素結合は、髪が濡れている・湿っているときは結びつきが切れており、「もうちょっとで髪が乾く」といった時に、固定され始めます。
そのため、水気を多く含んだ髪にコテやアイロンを使った場合、乾ききるまでタンパク質の熱変性を発生させつつ、さらに濡れて柔らかくなったキューティクルも傷つけるといった、ヘアダメージしか与えないスタイリングをしてしまうことに…!!
また、コテ・アイロンを使う前に、ヘアオイルや洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)を付ける場合も、注意が必要です。
スキンケアの場合、乳液やクリームなどの油分でフタをするように保湿を行いますよね? 髪にヘアオイルや洗い流さないトリートメントを塗ったときも、お肌と同じくフタをするように髪表面に膜がはられます。(皮膜)
膜があると、熱から髪の毛が守られるような印象を持ちますが、ヘアオイルや洗い流さないトリートメントの成分によっては髪の水分を飛ばす邪魔になることも!
髪ダメージが引き起こす原因③
5.基本的なヘアケア③紫外線・乾燥にも気を配る
濡れた髪の取り扱い方法や、ドライヤー・コテ・アイロン使用時の注意点まで抑えたならば、季節ごとのヘアケアにも力を入れてみませんか?
紫外線の影響を受けやすい夏場は、肌と同じく髪だってUV対策が必要です!
髪に紫外線が長時間当たると、キューティクル表面に存在する「MEA(18-MEA/メチルエイコサン酸)」が 紫外線により失われ、キューティクルの荒れ・パサつきや乾燥・髪通りの悪さなど、多くの影響を及ぼすことがあります。
日焼け止めや帽子、はたまた髪を結んで日光が当たるエリアを少なくするだけでも、紫外線によるキューティクルのダメージを抑える効果が期待できますよ♡
暖房を使用する・空気が乾燥する冬場は、肌と同じく髪にも加湿器が有効です! 乾燥しない環境を整えることで、キューティクルのめくれや剥がれを防ぎつつ、やっかいな静電気を抑える効果も☆
また、外出の際はスタイリング剤・洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)を用いて、屋外の乾燥から髪を守りましょう!
髪ダメージを引き起こす様々な原因
- ヘアカラー(ブリーチ)、パーマの髪ダメージ
化学的な髪ダメージ、パーマ剤やブリーチ剤のアルカリ剤、還元剤の成分でキューティクルがはがれ、毛髪内部の栄養分が流出してしまいます。 - 紫外線(日光)の髪ダメージ
髪が紫外線を受けて火傷状態になるダメージ。紫外線を浴び続けることでキューティクルが損傷を受け、メラニンが壊れ、髪が少しずつ明るくなります。 - アイロン(熱)、ドライヤー、ブローによる髪ダメージ
熱でタンパクが変性してしまう髪ダメージ。生卵を熱すると固まるように、キューティクルやコルテックスが固まってしまいます。 - ブラッシングによる髪ダメージ
物理的な髪ダメージ。ブラッシングをしすぎるとキューティクルがはがれてしまい、ダメージします。 - カットによる髪ダメージ
物理的な髪ダメージ。カットした髪の断面は内部がむき出しになるので、間充物質が流出しやすく、パサつきの原因になります。
上であげた3つの原因意外にも様々な理由が考えられます。
普段からこれらに気を遣って生活する事で大きく改善されるでしょう◎
髪ダメージに大きく関係するCMCとは?
髪の中のさまざまな物質をつないでいるCMC。CMCとはどこにあるのでしょうか。そしてどんな働きをしているのでしょうか。
ポイント
- CMCは水の出入りをコントロールしており、ヘアカラーやパーマなどの薬剤の通り道です。
- CMCは、キューティクル同士、コルテックス細胞同士を接着しています。
- CMCは水分を保ち、髪の栄養分の流出も防いでいます。
髪ダメージ改善お家でのケア方法
【Step.1】乾いた状態でブラッシングして汚れを浮かせる
まず乾いた髪の状態で、頭全体をブラッシングしておきます。すると、余分な皮脂や汚れが浮き上がり、シャンプーがごく少量ですみます。
【Step.2】ぬるま湯を1~2分間かけて予洗いしておく
汚れを落ちやすくするための一手間。シャンプー前に38~40℃の湯で1~2分間、髪と頭皮をすすぎます。これで汚れの8割は落ちます。
【Step.3】シャンプーを、同量の湯で泡立てる
頭皮を優しく洗浄するためにも、シャンプー剤を手のひらで泡立ててからのせます。指の腹で頭皮をまんべんなく洗い、しっかりとすすいで。
【Step.4】コンディショナーは多めにのせてマスク状態に
洗髪後、水気を切り、少し多めの量のコンディショナーを髪の表面や内側に丁寧に塗ります。頭皮は毛穴詰まりの原因になるのでのせないで。
【Stpe.5】毛束を少量ずつ取り、ギュッと入れ込む
ヘアサロンでも行われる手技。コンディショナーの栄養を髪の内部に押し込むべく、毛束にギュッギュッと入れ込むように手を滑らせます。
【Step.6】ホットタオルで蒸して、栄養を浸透させる
お湯でぬらし、絞ったタオルを巻いて10分程度蒸らします。いかに髪の内部に栄養分を浸透させるかが勝負。最後にしっかりすすぎましょう。
アウトバスは”cmc”が大きく関係!?
oggiotto(オッジィオット) セラムCMCミスト[補修型CMCミスト]
ショートヘアやミディアムヘアなど、動きが多いヘアスタイルの人におすすめのオッジィオットのアウトバスはこれ。アウトバスを使いたいけど、髪の毛がへたりやすくてオイルやミルクはちょっと苦手…という人はこれが良いのではないかと思います。
ダメージを補修しながら髪に潤いを与え、指通りのいいサラサラの質感へ。
ケラチンやヒト型セラミド、キューティクル保護成分、ナノ化CMCを配合し栄養が中に入っていくための通り道を作ります。
体で言うところの血管を担う部分。血管の通り道がないといくら表面につけたところで空洞は埋まりません。
- 髪ダメージで癖が出やすい多い人(インバスで使用)
- ショートヘアの人
- サラサラの指通りの軽い質感が好きな人
- 艶が出すぎるのが嫌な人(マットな質感が好みの人)
- 保湿力 ★★★☆☆
oggiotto(オッジィオット) セラムCMCミルキィ[補修型CMC乳液状美容液]
マカデミアナッツやミツロウが髪の表面にうつくしいツヤを与える。ケラチン、キューティクルの保護成分を配合し、毛髪内部への浸透を促します。
パサツキや切れ毛の増えた髪の毛を強くしなやかに。
ケラチン、キューティクル保護成分、ナノ化CMCを配合し、毛髪内部へ浸透し毛髪内部の筋肉(疑似コルテックス)を補います。
体で言うところの筋肉の部分。毛髪内部のカスカスに空洞化した部分を疑似成分で埋めるということですね。髪ダメージに潤いを与えます。
匂いはイランイランとグレープフルーツ、ローズマリーが強いかな。
- ハイダメージで枝毛ができやすい人(インバスで使用)
- 毛先が乾燥している人
- 髪の毛が硬めの人
- しっっとり柔らかい質感が好きな人
- 保湿力 ★★★★★
oggiotto(オッジィオット) セラムCMCオイル[補修型CMCオイル]
栄養を与えた髪の表面をコーティングし保湿、しなやかな髪の毛の質感へ導きます。
毛髪表面に必要な油分を与え、乾燥から髪をも守りキューティクルが剥離しないように接着し、指通りの良い髪の毛にします。
キューティクルを整えて、毛髪内部のダメージを最小限に食い止める
髪の表面の手触りを左右するのがこのキューティクルの状態。紫外線や乾燥、カラーリングや熱による髪ダメージの表面のキューティクルが剥がれることで、艶のない手触りの悪い髪の毛になってしまいます。そこから毛髪内部のコルテックスへの髪ダメージが広がっていくという悪循環。
からだで言うところの皮ふ!筋肉がむき出しではまずいのでコーティングして守らなければいけません。キューティクルの鱗を整えることで艶のあるきれいな髪の毛に。
匂いはこっちのほうが好きだったかな〜。ベルガモットとラベンダー調。
- 髪の毛に艶を出したい人
- 髪が絡みやすい人
- ドライヤーを当てる時間が長い人
- サラッとした質感が好きな人
- 保湿力 ★★★★☆
まとめ
髪ダメージが酷い方でも、普段の生活を見直し改善する事で広がりを抑えることが出来ます◎
諦めかけている方でも是非この記事を読んで、原因を理解し明日からのヘアケアを見直してみて下さい!