COLUMN
案外知らない!?市販カラー剤とサロンのカラー剤はどういう違い
日本人が約7割がヘアカラーをしている中、案外知らないのが市販カラー(ホームカラー)と美容室カラー(サロンカラー)の違いですよね。
「美容室で染めるカラー(サロンカラー)と市販カラー(ホームカラー)って違うものなの?
市販カラーの危険性
市販カラーというのは、染まりが悪い、ダメージが大きくなるという理由以外にも様々な危険が隠されています。
簡単で手軽に出来るためについつい手を出してしまう市販カラーですが、その手軽さの裏には怖いものがあります…
1.ダメージ
セルフカラーによって受ける髪のダメージは、想像以上に大きいものです。
どうしてセルフカラーはダメージするのか?これは、そのカラー剤の薬剤の調合に原因があります。
美容室で行うサロンカラーは、
髪への負担を出来る限り少なくし綺麗に仕上げる薬剤が配合されています。
それに対してセルフカラーはどんな人でも、どんな髪質の方でも、ある程度染まるような薬剤の配合となっています。髪が強い人・髪が健康な人も染まるような薬剤配合のため、非常に強いカラー剤です。
2.色ムラ
美容室でカラーリングを行う際は、
基本的には根元から伸びてきた黒い部分と、すでに染めて明るくなっている部分は別々の薬で施術する事が大半です。
これは何故かと言うと、
根元から伸びてきた黒い髪は健康状態、すでに染めてある髪はダメージがあるためです。
頭皮に近い部分、そしてダメージ部分は色が入りやすいため、染め分けができないことは色ムラの原因になります。
さらに薬剤の塗布量のムラでも色ムラが起こります。
全体を均等な塗布量で、さらにきちんと染め分けをして自分自らの髪を染めることは、美容師であるわたくしまるおでも、とても難しいんです。
そして最も問題なのは、セルフカラーをしたことで生じる、次回美容室で施術する際の影響。
ダメージが進行した
→ カラーやパーマなどの施術ができない
セルフカラーによって髪に大きなダメージが加わった場合、カラーやパーマなど薬剤を使う施術ができなくなってしまう事があります。
カラー剤の気になる成分
サロンカラー:サロンで使用するヘアカラー。業務用ともいえる。
ホームカラー:自宅で使用するヘアカラー。家庭用ともいえる。
ヘアカラーは、薬事法によって使用できる成分に制限があります。 この制約の中で、サロンカラーやホームカラーともに、最良の効 果が発揮できるように製品開発されています。したがって、薬剤の基本的な 構成は、両者に大きな違いはありません。
しかしサロンカラーはプロの美容師が使い、ホームカラーは 自分自身が使う(素人が使う)という、大きな違いがあります。
サロンカラーでは、理美容師がクライアントの髪の色を考慮して、 適切な選択ができるので、幅広い色に対応が可能です。そのため色 数が非常に多く、鮮やかなトーンのヘアカラーもあります。
また理美容師はクライアントの髪の状態よって、 薬剤を使い分けることも可能。例えば1剤では、同じ染料が配合されている製品でも、 アルカリカラーだけでなく、弱酸性カラーもあります。もしクライアントの髪が ひどく荒れているなら、弱酸性カラーを選ぶといった選択もできます。(理由: アルカリカラーは、キューティクルを痛める要因になるから。)2剤においても 様々なオキシ濃度のものが用意されているのです。
ホームカラーでは、厳密な計算が無くても、求めるる仕上が りが得られるような色調に設定されています。例えば白髪染めは、黒髪と白髪の なじみが良くなるように、黒髪に近い暗い茶色やオフブラックが中心です。 おしゃれ染めでも、髪の状態による色ムラが出にくいように、低彩度の色が 中心です。ドラックストアのヘアカラーのコーナーに行けば、このことに気 が付くはずです。少なくても原色みたいなヘアカラーは無いはず。
サロンカラーの特性
・色の数が豊富で、高彩度のヘアカラーもある。
・アルカリ量やオキシ濃度が異なるアイテムもある。
ホームカラーの特性
・染めムラが出にくいなじみの良い色調が中心。(主に低彩度の色)
・混合や塗布などにおいて、使いやすい製品形態が工夫されている。
サロンカラーが色持ちする理由!?
美容室カラー(サロンカラー)にはカラー剤を流す前に「乳化」という作業があります。
美容室でカラーをされている人はわかると思いますがカラー剤を流す前にカラー剤とお湯を混ぜながら、マッサージのように地肌と髪の毛をモミモミしてるやつですね。
乳化によりしっかりカラー剤を揉み込むことでさらに髪の内部での色味が定着しやすくなります。
その後のシャンプートリートメントも髪の状態に合わせたものを考えて使用させてもらいます。
そして!
さらにお家でカラーした後になかなかできないことは後処理と呼ばれるものです。
パーマやカラーを行うときに、ほとんどの薬剤は髪の毛の中に成分を浸透させるために、キューティクルを開ける成分『アルカリ剤』というものが含まれています。
そのアルカリ剤により髪の毛を「アルカリ性」に傾け表面にあるキューティクル開けることができるのですが、
パーマやカラーが終わった後に「弱酸性」という元の状態に戻してあげ、開いているキューティクルを閉じてあげなければダメージやカラー剤の色落ちの原因となるのです。
「後処理」とは、そのパーマやカラーが終わった後に髪の毛を本来の正しい状態に戻してあ処理になります。
具体的にいうと「酸リンス」や「バッファー剤」と呼ばれるものを髪の毛につけてあげることで、アルカリに傾いている髪の毛を、もとの弱酸性にもどしてあげることができます。
髪の毛を弱酸性にもどしてあげることで、
キューティクルを閉じることができ、カラー剤が内部から流れにくい状態にすることができます。
カラーでのダメージ軽減には”nalu shampoo “
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赤ちゃんでも使える優しいシャンプーなので敏感肌で頭皮が弱い方でも心配なく使えます!
実際私も使っていますが、泡立ちも良く、髪の質感が柔らかくなりました。女性スタッフもみんな使用していて、ブリーチ履歴が多いスタッフでも髪の質感が変わっています。
目に見えて分かる!変わります!
正しいシャンプートリートメントの使い方
【POINT1】シャンプーの泡立て方
摩擦を防ぎ、頭皮の汚れを落としやすくするためも、手のひらでシャンプーをしっかり泡立ててから洗うことが大切です。シャンプーにお湯と空気を含ませることを意識して混ぜると、もこもこの泡ができますよ。髪をこすり合わせてゴシゴシと乱暴に洗うのではなく、指の腹で頭皮を揉むように洗いましょう。
【POINT2】すすぎは3分を目安にしっかりと!
すすぎが足りないと頭皮にシャンプーや汚れが残り、トラブルの原因に。洗い流す時間のベストは3分。少し長く感じるかもしれませんが、清潔な頭皮を保つために意識していきましょう。髪を洗う時は、38℃くらいのぬるま湯がおすすめ。熱いお湯だと必要な皮脂まで落としてしまい、頭皮が乾燥する原因となるので、ぬるめのお湯で洗い流します。一度流したあと、襟足や首の後ろなど、すすぎのこしやすい部分をもう一度丁寧に洗い流してくださいね。
【POINT3】コンディショナーは髪の中間から毛先にかけて重点的に
コンディショナーを使う時は、髪が痛みやすい中間~毛先につけるようにしましょう。毛先を中心に揉み込み、粗めのくしや手でとかしながら全体になじませて。その後、トリートメントやヘアマスクをする場合は、蒸しタオルで髪を包み、5分ほど放置すると◎。コンディショナーやヘアマスクもシャンプーと同様、洗い残しがあると頭皮ダメージにつながる可能性が。ぬめり感がなくなるまでしっかり洗い流すことも忘れずに。
まとめ
今回は市販カラー(ホームカラー)と美容室カラー(サロンカラー)の違いについて説明しました。
やはり、カラーをする際は美容室で染める方が髪のダメージ軽減にもなったり色が均一に染まって綺麗に仕上がります◎
またカラー後のヘアケアはお家でしっかりしてあげる事が大切です。
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